夜と月の呪祓師
~異聞深川七不思議~
水川清子〔著〕 紗久楽さわ〔イラスト〕
「深川七不思議」の伝承をめぐる
時代ファンタジー小説の新境地
文化五年の冬、永代橋のたもとに次々と水死体があがっていた。その原因は前年の落橋事故の犠牲者による呪いなのか、あるいは……。祓い手である夜次と祈り手の永月、二人の呪祓師がその謎を解明するために動き出す。 「永代の落橋」「八幡山の破れ障子」「仙台堀血染めの下駄」ほか「深川七不思議」にまつわる七つの怪事件と、呪祓師たちをめぐる数奇な運命が交錯する、時代ファンタジー小説の新境地。
定価1,700円+税